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ゲームプレイヤーマン:G8~作例~

●ボードゲーム作り03

 ボードゲームに限らず、何かを作っていると、それについて考えている事が多くなり、すると自然、色んなアイデアが浮かぶ。

 「これは必須だ」「これは面白さにつながる」「遊びの幅が広がる」等、度のアイデアも思いついた瞬間は最高の物である。そんなもんだ。

 だが実際それらのアイデアを、現行制作中のゲームに入れると必ずしもプラスとならない事がある。

 何故か。

 とても単純な話で、美味しいパスタを作りたいのに、イタリアン繋がりでピザを思いつき、美味しいパスタピザを作ろう、としたところで、本当に美味しいものになるのか分からないばかりか、出来上がったそれは、最初に考えていた美味しいパスタですらなく、別々に美味しいの食べればいいじゃん、で跳ね返されてしまう恐れすらあるのだ。

 「~と同じで面白いよ!」「じゃあ~でいいじゃん」これはゲーム開発時代に幾度となく繰り返された会話であり、ツッコミだった。

 勿論あらゆるものがそうだとはいわないし、同じ物であっても、作り込みの丁寧さやバランスの良さ、または見せ方売り出し方で結果は大きく異なる。

 だが最終的にゲームとして作っていくのであれば、まず最初に何故作ろうとしたのか、そこに立ち返る事で、一旦冷静になれるのではないかと思う。まあ、あえて冷静にならず勢いで作るバカゲーも、嫌いではないが。というか好きだが。そういったゲームではなく、初志貫徹で作り上げる事は、自分としては結構重要なのではなかろうかと、思うのだ。

 そうする事で「売れた」「売れなかった」と結果が出た際に、良かった点と悪かった点が、振り返って確認しやすいと思うからだ。思いつくまま作り上げた場合、その作り上げる筋道ははっきりしたものではなく、売れた場合、もう一度同じように作ったつもりでも、結果は異なるだろう。才能が有れば別だが。

 筋道立てて作っていた場合、「やっぱりあの時~」「ここは受けたのか」等、感想のフィードバックがあった際に、その確認が正確に行いやすくなると思う。正確に行えるのであれば、それを積み重ねる事ができ、自分の気づきや成長に繋げられると思うのだ。

 しかし作っている最中に、いくつアイデアを思いついてもいいし、勢いで全部組み込むのもいいかもしれない。ただ、その取捨選択をしなければならない、した方がいいと思った時には、最初の状況に立ち返る事は、とても役に立つと思うのだ。



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