歴史系の動画が好きでよく見ているのだが、最近の世界情勢などを見ていると、ふと「あぁ、何か似ているな」と思う事がある。勿論、厳密に全く同じになる事は無いので、過去の状況をそのまま当てはめる事はできないが、それでも「似ているな」という感覚は残る。
全ての独裁者が罪を償ったわけでも、人生を全うしたわけでも、善行のみを行ったわけでもないが<独裁>の持つ単語のイメージは強烈である。
人の歴史上、争いが少ない時期や地域はあったが、戦争そのものが無かった時はない。たかだか人間の人生の短い期間、その間に無かったからと、これからも無い事にはならない。
3・11という災害に置いて、過去の人達が未来の人々に危険を警告していた。石碑という形でそれは残っている。
あらゆる出来事は過去になる。それは時間の流れで印象が薄くなっていく事だ。強くなっていく事はない。だからこそ歴史という過去の出来事に、常々触れていく事は、大切だと考える。歴史は大金を齎すわけでも、生活を豊かにするわけでも、個人の栄達をなすものでもない。
ただ、この後に起きるであろう、過去から続く未来の歴史において、何かしらの示唆を含んではいる。何故なら、過去の連続が今であり、その先に未来が繋がっているからだ。
果たして、戦争、その言葉が嫌なら暴力による悲劇、の日は近づいているのだろうか。近づいているとするなら、どれくらいのものなのか。じりじりと熱を帯びる、湯の中にいるのだろうか。
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