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●新作

 新作。説明書の作成がようやく終わる。後は全体を整えつつ、印刷へ出せる正規のデータ作成をする段階へ。予定より少し早く、印刷依頼準備を早期に行っていれば、より早く依頼ができてたのだが、あえてそうはせず、焦らない様、じっくりと作成していった。そういう意味では、力作にしたい、丁寧な作品にしたいと思っている。まあ、その割には若干分かりにくいルールなのだが。ZoLaのように、完全コマンド選択制の方が分かりやすくなるのだが、今作はできる行動数がそれほどない為、できる行動の順番を完全に決めてしまうと、戦略性が低くなってしまう為、そうはしなかった。

 おかげで、かなり先を見越した、知的戦略的なゲームになってくれたと思う。

 
 
 

●雑記

 池袋西武B1に、卯花墻という全国のおいしいものを取り扱っている場所がある。そこで重慶飯店の鳳梨酥というお菓子を購入した。美味い。ようはパイナップルケーキなのだが、これがまた美味しいのだ。

 パイナップルケーキといえばサニーヒルズが有名だが、これを初めて食べた時、「へえ、こういう味なんだ」という感想しかなかった。しかし重慶飯店の鳳梨酥はそれをはるかにしのぐ美味しさ。これはいい、とまたすぐにでも買いに行こうと思っていたのだが、なんと池袋西武でストライキが行われるという。まあ、ストライキは労働者側の権利なので、それについて自分がどうのこうのいうつもりはない。

 他にも美味しいものが手軽に買えるので、できれば末永く、利用し続けたいものである。

 
 
 

●雑記

 久しぶりに映画を観に行った。それも渋谷にである。<オオカミの家>。ネットでちらりと見た感じでは、少しおどろおどろしい、脳髄をざらりと撫でられるような、何とも言えない感覚を覚え「これは観に行きたいな」と思わせるに十分であった。

 友達に気になる映画という事で連絡した折に「じゃあ観に行こうか」と誘ってくださりチケットを取ってもらった。

 どうやら都内では渋谷でのみ上映しているらしく、映画館に着くと張り紙があり、当日のチケットは完売状態であった。

 「そうなのか、そんなに人気なのか」

 と感心しつつ、上映終了時間を確認するとそれなりに長く「おや?」とよくよく見てみると、同時上映となっており、その作品は<骨>とあった。

 「……」

 まあいいかと、上映時間となり友達と劇場へ入る。最近の大型の映画館とは異なり、昔ながらというか、それでもきちんと傾斜がある落ち着いた雰囲気の、良い映画館と感じた。

 そして照明が消え、いよいよ<オオカミの家>が始まる。

 と思ったら表示されたタイトルは<骨>。

 「そっちかい」

 と思いつつも、何も情報を持っていないので、期待が膨らむ。どうやら謎のフィルムが見つかってそれを復元した、という事らしいが、どうもそれは実際の話ではなく、そういった体で作った作品の様である。

 ぼろぼろのフィルムらしくノイズだらけになっており、白黒のサイレントで、ストップモーションとして作られている。「そういうの嫌いじゃないな」と観進めると、いきなり長いカタカナの名前が二名、偉そうな人とそうでもない人と出てきて、少し焦る。「これ以上名前が増えたら、理解できないかも」という不安を他所に、どうやら登場人物はもう一人の少女を含め三人での話らしい。良かった。

 いや、良くない。

 どうやらあらましとしては、この少女が骨を使って、前述の二名の魂を復活させるというものらしいが、すごい魔力である。その凄まじい魔力によってあっさり復活する二人だが、その途中が良く分からない事になった。

 いや、復活は確かにそうだと分かったのだが、二人は五体バラバラの状態なのだ。そのバラバラの状態で少女がしばらく何かをしているのだが、何ををしているのかは、まったく分からない。しかもストップモーション作品なのに、途中着ぐるみとして少女がポーズをとるシーンがあるのだ。これが「全く分からない」事になっている。

 こうして観ている者の頭をわしづかみにしたまま、作品は進む。バラバラの二人は途中、五体満足(といっていいのか不明だが)になり、少女に心臓を入れてもらう。そして一人の方と少女が、どうやら恋仲になったという事らしい。何故かは分からない。

 じゃあもう一人はどうなるのか、とおもいきや、何故か牧師姿(神父かもしれないが)になって二人の結婚を見届ける事に。

 「あ、思ったよりハッピーエンド系なのかな?」

 違う。そうではなかった。

 何故か婚姻届け的な署名シーンは、二人が名前を消すシーンとなっており、牧師はパペットの糸が切れたのか、その場に倒れ込み、ろうそくの火がついても得てしまう。

 「?」

 いや、いいんだ。私自身が理解できなくても、何かしらの表現だというのなら、作品をどう作ろうがその人の自由であっても問題ない。

 そこへ字幕が入る。詳細は覚えていないが、何でも牧師(神父?)が二人に嫉妬して結婚を妨害したから、火をつけて燃やしてやったという。

 「そこまで燃えてもいないな」

 そのシーンを眺めつつそう感想をもつ。

 そうして<骨>は終わっていくのだが、正直な感想としては「疲れたな」であった。そしてここで気づくのだが「そうか、今から<オオカミの家>がはじまるのだな」と、そして「休憩が欲しいな」と思うも、そのまま<オオカミの家>のタイトルが表示され、作品が進んでいく。

 一言でいい。気持ちを声に出して吐露する時間が欲しかった。いわば本編がはじまった劇場の席で、今日は長い一日になりそうだと感じていた。

 
 
 

・13歳~

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