●戦略型脱出サバイバルゲームZoLa メイキング13
●敵の移動範囲
敵の移動ルーチンは策定した。しかし予想するに、このままではあちらこちらで追いかけっこが発生するだけになってしまう。いや追いかけっこ自体は生き死にの緊張感と言い換えられるが、このままでは高い確率でハマリ状態、クリア不可能状態になると予想が出来た。
試しに、現時点での要素でテストプレイをしたところ、予想通り逃げ続けて終わりとなる事が多く発生した。
そこで考えたシステムが、グローに移動可能範囲を設けるというものだった。これによりグローにも移動化可能範囲が異なるという、個性を着ける事になる。
その範囲をどのように記すか。当初考えていた、音や光、熱という要素をエリアに持たせる事で、それを実現しようと考えていたが、小さなカードに、デザインするとはいえ、色々な記号が載るだけという見た目になる。もう少しスマートにデザインできないものか、と考えて出来上がったのが、ポリューションマークである。エリアカードの真ん中に破線を用意し、グローと重ねた時に一周する線が出来上がる場所に、移動可能としたのだ。これをエリアカードの真ん中に配置したのは、グローが出現した際、どの向きで現れるか不明な為で、となれば重ねられる位置は中央しかなく、マークの種類も上下左右が同じな必要があった。
結果、丸、四角、八角形の3種類となった。各グローにはこの内の1つが記された。