●戦略型脱出サバイバルゲームZoLa making2
●どう世界観を決めていったか
SFであっても、現実の延長線上にないと、行く先はファンタジーの二の舞なので、突飛なものは避けた。また、地上を舞台にした場合、外側からの介入要素が多くなる懸念があった。
要は「普通は~じゃね?」「電話で助け呼ぶだろ普通」とプレイヤーが遊んでいる最中、しょっちゅう感じてしまうようでは、ゲームに集中して予測するという行為を、阻害してしまうと考えたのだ。たまなら良し。許可。
となると手っ取り早いのは、何らかの箱庭系にしてしまう事である。
この時、屋敷に閉じ込めてホラー物でいくのもありかと考えたが、実はホラーは去年からやり始めて結局形になっていない事からも、あ、これ地雷だ、と考えを初志貫徹、SFで行くと腹据える。
SFで屋敷や孤島という設定がで説得力を持たせる事が出来ず、よしっ、じゃあ宇宙だ、と決まる。
宇宙であれば、自動的範囲は狭められ、外からの介入要素も、限定的。もしくは排除できる為、理想の状況なのだ。
●各要素を決めていく
宇宙でSFモノと決まって最初に思い浮かんだのが、映画エイリアンである。
その初代は、ギーガーデザインのエイリアンから、逃げて脱出するというという内容だった。今や古典的ストーリーだが、夏程いいかもしれないと。
戦略ゲームを作るとしているが、この時点では具体案はまだ無く、敵を出す事で緊張感のあるシチュエーションが作れると考えたのだ。
出だしのイメージがエイリアンであった為、敵はかなり強い存在を想定し、1匹とこの時点では決めた。
ではそれに対応するプレーヤーキャラをどうするか。
この時SF映画的な発想になっており、大作や名作でないなら、B級映画の雰囲気もいいな、という気になってきていた。
B級といえば、エロとホラーである。そこから敵の存在を、何となくエロティックにできはしないものかと考える。と同時にプレーヤーキャラを男女のペアにして、好きな方を自キャラにし、残りをパートーとして操れる、2キャラ体制にしようと決める。どちらにも個性をつけてプレイに差が出るようにしようと、ステータスを持たせる事にする。まず、敵がいるならライフは必要だろうと、そしてキャラ差で、男女となると、力の差が真っ先に思い浮かぶ。しかしこれを単純に恋撃力と紐づけると、男キャラを選ぶのが特になる懸念があった。素早さについても同じ。
となるとステータスの影響は、戦闘以外に及ぼすものの方が都合が良い事になる。
その結果、
ライフ:0になると死亡または気絶。
メンタル:0になるとエイリアン化。
ストレング:荷物保持量。0になると気絶。
という内容になった。
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